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日本真珠食研究所

真珠粉の効能

 真珠は宝飾品以外にも、古くから中国やエジプト、インドなどで「珍珠粉」として珍重されてきました。古代エジプトの女王クレオパトラは、その美と富を誇示するために真珠をすりつぶした粉を葡萄酒に溶かして飲んだとプリニウスの「博物誌」に伝えられています。また唐朝時代の中国の楊貴妃や清朝時代の西太后も、玉のように美しい肌を保つ秘訣として真珠の粉を酢などに溶かし、飲み続けていたといわれています。

 中国では真珠を服用することは宮廷美容法の一つとして伝えられ、明朝時代の薬物書「本草綱目」にも真珠末は優れた生薬の1つとして紹介されています。そこでは「目を治し、肌に潤いを与え皮膚を滑らかにし(治目潤肌皮)」、「顔に塗れば美しく美白し(塗面向顔色)」、「精神を安定させ(安魂魄定驚悸)」、「ほてりを治す(治煩熱)」などの記述がみられ、このように使用されてから既に2000年の歴史を有しています。
 現在でも中国・台湾では、美容健康のために真珠末を利用する習慣があります。

理事一覧

 真珠はイオン化されているために吸収されやすく、胃酸に含まれる有機酸に溶けるので、効率よく体内に取り込める。質の高いカルシウムとして補給できる.。また、老化の原因は、体内に生じた多くの活性酸素であると言われていますが、その活性酸素を除去する作用を持つのが抗酸化物で主要成分は、胴亜鉛マグネシウムなど微量元素であるといわれます。真珠の粉末は、これらの医療元素が豊富にふくまれている。動物実験でも、真珠の粉末には抗酸化作用があると確認されています。抗酸化が高められる事で病気になりにくい身体になる。

真珠の工程

   ◆美容素材として

真珠粉には真珠タンパク質“コンキオリン”が、約3%含まれます(図1)。真珠コンキオリンは17種類のアミノ酸から構成され、抗酸化作用・細胞活性作用・保湿作用などが確認され、美容成分として化粧品にも利用されています。

  表1.真珠タンパク質「コンキオリン」のアミノ酸組成

アミノ酸

含有比率

アミノ酸

含有比率

アスパラギン酸

16.47

ロイシン※

8.47

スレオニン※

0.95

チロシン

3.49

セリン

6.17

フェニルアラニン※

3.35

グルタミン酸

3.45

リジン※

2.57

グリシン

23.65

ヒスチジン

+

アラニン

19.10

アルギニン

6.89

バリン※

1.99

プロリン

1.56

メチオニン※

+

シスチン

0.69

イソロイシン※

1.21

※必須アミノ酸

(参照)和田浩爾著「真珠の科学」組織構造の異なる真珠のアミノ酸組成より

 ◆体に優しい健康素材

真珠粉には、カルシウムをはじめ、鉄・マグネシウム・カリウム・亜鉛など、日本人が不足しがちなミネラル類が豊富です。約95%が炭酸カルシウムで構成されている真珠末には、古来から鎮静効果があるといわれてきました。カルシウムの働きには、神経伝達物質を機能させる作用があり、不足するとその機能がうまく働きません。カルシウム不足状態では集中力に欠け、いらいらした状態になると言われています。真珠末にはいらいらを鎮め、癒しの効果があることが経験的に分かっていたと思われます。その他、カルシウムには様々な健康維持の働きがあります。